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May 11, 2023

ブラジルのキッチン用品メーカー、トラモンティーナはメキシコでの工場建設を検討中

パンデミック前にウィスコンシン州の工場を閉鎖していたブラジルの台所用品メーカー、トラモンティーナは現在、メキシコでの工場建設を検討していると、同社の米国最高経営責任者マルセロ・ボルヘス氏がロイターに対し、事業を拡大し米国市場への供給能力を向上させることを目指していると語った。

Tramontina は、ナイフから鍋やフライパンに至る製品の製造において 100 年以上の経験を持つ家族経営の会社で、120 か国以上に輸出しています。 ボルヘス氏は、グループが成長を続けるには国際売上高の拡大が鍵だと語った。 2022年の同社の輸出売上高は22億レアル(4億3971万ドル)で、前年とほぼ変わらなかった。

「これが私たちが向かっているところです。グループを成長させる私たちの道はブラジルの外にあります」と電話インタビューで語った。

同社はメキシコに配送センターを構えており、現在はブラジル国外初の完全所有工場の建設地となる可能性のある土地区画を保有している。 ボルヘス氏によると、メキシコは労働力の安さ、インセンティブ、米国への近さなどの理由から工場の立地に適しているという。

メキシコでニアショアリング現象を推進している同社やその他の企業は、米国市場へのアクセスを改善しようとしている。

トラモンティーナはウィスコンシン州にリース工場を持っていたが、2019年に閉鎖した。ボルヘス氏は工場が「競争力がなかった」と述べたが、その理由については語らなかった。 同社は現在、メキシコ州の州都トルカに自社が完全に管理する工場を開設することを検討している。

ボルヘス氏は「いつ開始できるかについては予定はないが、メキシコで操業するという考えは、米国市場に供給することだ」と述べ、工場の設立により、より安価な生産と輸送ルートへのアクセスが改善される可能性があると付け加えた。

同社は昨年の総売上高が106億レアル(21億2000万ドル)だったが、拡大計画を継続するのに「十分な資本がある」ため、新規株式公開(IPO)には関心がないとボルヘス氏は語った。

出典: ザ・フィナンシャル

メキシコシティポスト

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